ALC外壁の塗装費用|安く抑える方法やメリット・デメリットを紹介
- 外壁塗装

「ALC外壁の塗装費用はどのくらいかかる?」
「できるだけ安く抑えて施工したい」
ALC外壁は耐久性が高く長持ちする優れた外壁材ですが、定期的な塗装メンテナンスが欠かせません。
しかし、費用相場を把握しておかなければ、見積もりが適正価格かどうか判断できず不安を感じる方も多いでしょう。
本記事では、ALC外壁の塗装にかかる費用相場や内訳、安く抑える方法を詳しく紹介します。
塗装を行うタイミングや注意点も解説しているので、ALC外壁の塗装を検討している方はぜひ参考にしてください。
費用を知る前に知っておきたいALC外壁の塗装に関する基礎知識

塗装費用を正しく理解するには、まずALC外壁の特徴を把握することが大切です。
ALC外壁の概要とメリット・デメリットを紹介するので、どのような外壁か詳しく知りたい方はぜひ参考にしてください。
ALC外壁とは
ALC外壁とは、軽量気泡コンクリート(Autoclaved Lightweight aerated Concrete)を使用したパネル状の外壁材です。
セメントや石灰などを主原料とし、内部に無数の気泡を含んでいるため通常のコンクリートよりも軽量なのが特徴です。
厚さ75mm以上の「厚型パネル」と35~75mmの「薄型パネル」があり、一般住宅では薄型パネルが使用されます。
意匠性に優れた製品もあり、デザイン性を重視したい方にも向いています。
メリット
ALC外壁には、以下4つのメリットがあります。
・耐久性が高い
・断熱性がある
・遮音性に優れている
・耐火性に強い
ALC外壁は適切にメンテナンスすれば50年以上使用できるほど耐久性に優れています。
定期的な塗装やコーキング補修を行うことで、長期間にわたって建物の維持が可能です。
内部に含まれる無数の気泡が空気層となることで、高い断熱性を発揮するのもメリットです。
断熱材と併用すれば夏は涼しく冬は暖かい快適な住環境を実現できます。
内部の気泡は音を吸収し、外部からの騒音や室内の音漏れを防ぐ効果もあります。
ほかにも主成分が不燃性のセメントであるため、火災に強い性質があるのがALC外壁の特徴です。
デメリット
優れた性能をもつALC外壁ですが、以下のようなデメリットもあります。
・防水性が低い
・費用が高い
・つなぎ目が多い
主成分がセメントで内部に気泡がある構造になっているため、ALC外壁は水を吸収しやすい特徴があります。
塗装で表面を保護することで防水性を確保しているため、塗膜が劣化すると雨水が浸入し、ひび割れや膨張の原因になりかねません。
塗装メンテナンスを怠ると外壁材の劣化が加速し、建物全体の耐久性が低下するリスクがあります。
また、ALC外壁はサイディングやモルタルなどのほかの外壁材と比べて、初期費用が高額な点もデメリットです。
塗装メンテナンス時もコーキング補修の範囲が広く、メンテナンス費用も高くなる傾向があります。
ALCはパネル状の外壁材で、パネル同士のつなぎ目(目地)が縦横に多く存在します。
目地の数や間隔、深さはパネルの仕様によって異なり、つなぎ目が多いほどコーキング補修の費用が高いです。
コーキングの耐用年数は5〜15年ほどです。
目地が劣化してひび割れすると一気に防水性が低下するため、定期的なコーキング補修が欠かせません。
ALC外壁の塗装にかかる費用

ALC外壁の塗装費用は、30坪程度の一般的な戸建て住宅の場合、80~170万円が相場です。
使用する塗料のグレードや建物の大きさ、コーキングの補修範囲によって費用は変動します。
主な費用の内訳は以下のとおりです。
・足場の設置費用
・高圧洗浄費用
・下地補修費用
・塗装費用
・コーキング補修費用
・諸経費
3階建ての建物の場合は足場を強固に組む必要があるため、通常より足場代が高くなります。
下地の劣化状況によっては補修費用が増えることも少なくありません。
詳細な費用を知りたい方は、業者に見積もりを依頼しましょう。
ALC外壁の塗装費用を抑える方法

ALC外壁の塗装費用は、以下の4つの方法を活用することで抑えられます。
・補助金や助成金を活用する
・劣化状況に応じてコーキングの増し打ちにする
・外壁塗装の専門業者に依頼する
・屋根リフォームと同時に行う
できるだけ費用負担を抑えたい方はぜひ参考にしてください。
補助金や助成金を活用する
国や自治体が実施している補助金制度を利用することで、工事費用の一部を軽減できます。
ALC外壁の塗装では、住宅の長寿命化を目的とした「長期優良住宅化リフォーム推進事業」に該当する可能性があります。
自治体の補助金制度の場合、地元の業者に依頼することが受給条件となっている場合が多いです。
補助金制度は先着順で定員に達すると締め切られるため、早めの申請をおすすめします。
詳しくは国や自治体のホームページを確認しましょう。
劣化状況に応じてコーキングの増し打ちにする
コーキングの劣化が軽度であれば、既存のコーキングを撤去せず上から新しいコーキング材を充填する「増し打ち」で対応できます。
増し打ちは打ち替えよりも作業工程が少なく、材料費も抑えられるため費用を節約できます。
ただし、コーキングがひび割れていたり剥がれていたりする場合は、既存のコーキングを完全に撤去して新しく打ち直す「打ち替え」が必要です。
増し打ちの費用相場が1mあたり約400〜900円なのに対し、打替えは1mあたり700~1,500円となります。
どちらの方法が適切かは、専門業者に劣化状況を診断してもらい判断しましょう。
外壁塗装の専門業者に依頼する
外壁塗装を専門とする業者に直接依頼することで、仲介手数料が発生せず費用を抑えられます。
大手リフォーム会社やハウスメーカーに依頼すると、実際の施工は下請け業者が行うため仲介手数料が上乗せされます。
一方で地元の専門業者であれば自社職人が施工しており、高品質な工事を適正価格で受けられることが多いです。
複数の業者から相見積もりを取り、価格と施工内容を比較して信頼できる業者を選びましょう。
屋根リフォームと同時に行う
外壁塗装と屋根塗装を同時に実施すれば、足場代を1回分に抑えられます。
足場の設置費用は10~20万円程度かかるため、別々に工事をすると2回分の足場代が必要です。
屋根のメンテナンス時期も近い場合は、外壁塗装と一緒に行うことでトータルの出費を削減できます。
まとまった費用が必要になりますが、屋根のメンテナンスも必要な方はどちらの施工にも対応している業者に依頼しましょう。
ALC外壁の塗装を行うタイミング

ALC外壁の塗装は以下のタイミングを目安に行いましょう。
・劣化症状が見られたとき
・塗料が耐用年数を迎えたとき
適切なタイミングで塗装することで、ALC外壁の劣化を防ぎ建物の寿命を延ばせるのでぜひ参考にしてください。
劣化症状が見られたとき
外壁に以下のような劣化症状が現れたら、早めに塗装を検討する必要があります。
・チョーキング現象
・ひび割れ
・塗膜の剥がれ
・コケやカビ
チョーキング現象は外壁を触ると手に白い粉がつく現象です。
塗膜の防水性が低下しているサインのため、塗り替えが必要です。
ひび割れや塗膜の剥がれが見られる場合も、すでに防水機能が失われている可能性が高いため早急な対応が求められます。
コケやカビが発生している場合は、湿気が溜まりやすくなっており外壁材の劣化が進行している証拠です。
それぞれの症状を放置すると雨水が外壁内部に浸入し、建物全体の耐久性を損なうリスクがあります。
建物の劣化を防ぐためにも、早急に業者に調査してもらいましょう。
塗料が耐用年数を迎えたとき
前回の塗装で使用した塗料の耐用年数を目安に、定期的な塗り替えを計画しましょう。
塗料ごとの耐用年数は以下のとおりです。
・シリコン塗料:7〜15年
・フッ素塗料:12〜20年
・無機塗料:18〜20年
耐用年数を超えると塗膜の防水性能が低下し、外壁材を保護できなくなります。
ALC外壁はとくに防水性が低いため、塗料の耐用年数を把握して計画的にメンテナンスすることが大切です。
耐用年数が近づいたら専門業者に診断を依頼し、外壁の状態を確認してもらいましょう。
ALC外壁の塗装を行う際の注意点

ALC外壁の塗装で注意することとして、塗料選びがあります。
塗料を選ぶ際は、できるだけ透湿性の高いものを選びましょう。
透湿性の低い塗料で表面を覆ってしまうと、内部に湿気が閉じ込められてしまい、外壁材の劣化を早める原因となるためです。
湿気が外壁内部に滞留すると、膨張やひび割れが発生しやすくなります。
どの塗料がよいかわからない場合は専門業者に相談し、ALC外壁に適した製品を提案してもらうことが大切です。
ALC外壁の塗装費用を把握して適切にメンテナンスしよう

ALC外壁の塗装費用は80~170万円程度が相場ですが、建物の大きさや塗料の種類によって変動します。
費用を抑えるには、補助金を活用したりコーキングを増し打ちで対応したりしましょう。
専門業者に直接依頼することで仲介手数料が発生せず適正価格で施工できます。
タカハシ塗装はつくば市を拠点に置く外壁塗装の専門業者です。
自社職人が足場の設置から施工まで一貫して対応しており、高品質な工事を低価格で行える体制を整えています。
ドローンを用いた詳細な点検とお客様のご要望をもとに最適な施工プランを提案しているので、ALC外壁の塗装をご検討の方はお気軽にご相談ください。