外壁塗装の色の選び方!人気の色や失敗しないためのポイントを紹介
- 外壁塗装
「外壁塗装では何色を選べばいいの?」
「費用が高額だから色選びに失敗したくない」
理想のマイホームを実現するには、外壁の色選びが欠かせません。
色選びに失敗すると悪目立ちする家になり、後悔をするおそれがあります。
しかし、外壁塗装の経験がないとどのように色を選べばよいかわからないという人もいるでしょう。
本記事では、外壁塗装における色の選び方を紹介します。
基本的なポイントから失敗しないための注意点、人気の色などを紹介するので、外壁塗装で成功したい方はぜひ参考にしてください。
外壁塗装における色選びの基本
外壁塗装では、以下4つのポイントを押さえて色を選びましょう。
・隣家の色を見ながら決める
・屋根やドア、付帯部などの色合いも意識して選ぶ
・色見本やカラーサンプルを見る
・試し塗りをして選ぶ
納得のいく色を選ぶためにも、ぜひ参考にしてください。
隣家の色を見ながら決める
外壁の色を選ぶ際は、隣家や街並みの色とのバランスで選ぶことが重要です。
自分の家のみ色合いが大きく異なると悪目立ちするおそれがあります。
まずは自宅から3軒両隣の家や向かい側の家3軒の写真を撮影し、色を確認しましょう。
商店街や住宅街の場合は、街並み全体を散歩して色を把握することもおすすめします。
周囲の家の色を実際に見て確認することで、街並みにあった色や調和の取れていない色がわかり、自宅にあった色を選べます。
屋根やドア、付帯部などの色合いも意識して選ぶ
屋根やドア、付帯部(窓枠や雨樋など)との色のバランスも外壁の色選びには欠かせません。
とくにドアや屋根のような面積が大きい箇所と色が大きく異なると、違和感のある仕上がりになります。
できるだけバランスのよい色を選ぶには、カラーシミュレーションを使い、家全体の色が調和が取れているか確認することをおすすめします。
カラーシミュレーションは塗装業者の塗料メーカーのアプリやホームページで確認できるので、試してみましょう。
色見本やカラーサンプルを見る
日本塗料工業会の色見本や塗料メーカーのカラーサンプルなどをもとに選ぶのもひとつの手です。
それぞれ確認することで外壁の色をイメージしやすくなります。
とくに塗料メーカーのカラーサンプルを確認することで、住宅によく使われている塗料の傾向を把握でき、自宅にあった色を選びやすくなります。
塗料メーカーのカラーサンプルは塗装業者に相談することで閲覧が可能です。
塗装業者に相談する際は、大きいサイズのカラーサンプルを見せてもらえるよう依頼しましょう。
同じ色でも面積が小さいほど濃く、大きいほど薄く見える面積効果という現象が起きるためです。
実際に外壁塗装をすると薄く見えるといったことも少なくないので、色見本やカラーサンプルは大きいサイズで確認し、色選びの参考にしましょう。
試し塗りをして選ぶ
色見本やカラーサンプルよりも具体的に色のイメージを把握したい場合は、自宅の外壁に試し塗りをして選ぶこともおすすめします。
1平方メートル以上の範囲で試し塗りをすることで、実際の塗料の色がわかります。
天候や時間帯による色の違いも把握できるので、納得のいく色選びが可能です。
ただし、試し塗りができるのは業者に依頼すると決めたあとや契約後になるケースがほとんどです。
業者によっては試し塗りをしていないところもあるので、事前に確認しましょう。
外壁塗装でよく選ばれる人気色
株式会社アールピーネットが行った「一戸建てにお住まいのユーザーに聞いた外壁塗装の色に関する調査」によると、人気色ランキングは以下のようになりました。
1位:白(回答者数:195)
2位:アイボリー/クリーム色/オフホワイト(回答者数:146)
3位:グレー(回答者数:145)
4位:ブラウン(回答者数:129)
5位:ベージュ(回答者数:95)
6位:黒(回答者数:64)
7位:グリーン、ネイビー(回答者数:30)
9位:青(回答者数:24)
10位:水色、黄色(回答者数:20)
引用:【外壁塗装で人気の色ランキング】1,000人アンケート調査
調査結果によると、白やアイボリー、クリーム色など白系の色が人気です。
人気が高い理由は「清潔感があるから」「悪目立ちしないから」という理由があります。
またクリーム系の色やグレー、ベージュが上位なのは、汚れが目立ちにくい色であるためです。
色選びにお悩みの方は、多くの人が選ぶ色を参考するのもひとつの手です。
外壁塗装の色選びで失敗ないための注意点
外壁塗装のメンテナンス周期は10年以上になるため、色選びで失敗しないようにすることが大切です。
見た目の印象だけではなく、機能性も意識した色選びができるようになりましょう。
外壁塗装の色選び失敗しないためのポイントは、以下のとおりです。
・汚れが目立つ色と目立たない色がある
・変色しやすい色を避ける
・景観ガイドラインを確認しておく
・ツヤの有無を考慮する
・光の加減によって色が変わることを知っておく
外壁塗装のリフォームに成功するためにも、ぜひ参考にしてください。
汚れが目立つ色と目立たない色がある
長期間にかけて美観を維持したい方は、汚れが目立ちにくい色を選ぶことが大切です。
外壁には砂や土埃などさまざまな汚れが付着します。
薄茶色や黄土色のような汚れがつきやすいため、汚れが目立たない家にしたい方は同色系であるベージュやグレーがおすすめです。
反対に白や黒などの色は汚れが目立ちやすくなります。
交通量の多い道路沿いにお住まいの方や、川沿いに家がある方は外壁が汚れやすいため、目立ちにくい色を選ぶことを検討しましょう。
変色しやすい色を避ける
外壁は色によって経年劣化による色あせや変色の度合いが大きく異なります。
変色しやすい傾向にあるのは、赤や青などの鮮やかな色です。
太陽光の紫外線の影響を強く受けるため、ほかの色よりも塗料が劣化しやすく、色あせが進行します。
色あせが進行すると古びた外観になり、美観維持のために塗料の耐用年数よりも早く塗り替えをしたくなるかもしれません。
一方で、色あせしにくいのはベージュやクリーム系などの色です。
長期的に美観を保ちたい場合は、色あせのしやすさも確認して色を選びましょう。
景観ガイドラインを確認しておく
地域によっては街の外観を維持するために、外壁の色に関する規制やガイドラインを設けているところがあります。
たとえば京都市では京都の景観を守るための「京の景観ガイドライン」が策定されています。
外壁の色について「自然景観と調和する色彩」「歴史的町並みと調和する色彩」など区域ごとに基準が定められているのが特徴です。
ガイドラインに違反した場合、塗り直しとなるおそれがあるため、事前に自治体のガイドラインを確認しましょう。
自身で判断できない場合は、地元密着型の業者に相談するのが適切です。
ツヤの有無を考慮する
外壁塗装の印象を左右するのは色だけではなく、塗料のツヤ(光沢)の度合いも影響します。
ツヤのある塗料は光を反射するため建物が明るく見えるのがメリットですが、細かな傷が目立ちやすい傾向にあります。
一方でツヤなしの塗料は落ち着いた仕上がりになり、外壁の小さな傷を目立たなくできますが、汚れの種類によっては落ちにくいのがデメリットです。
ほかにも3分ツヤや5分ツヤ、7分ツヤなど、ツヤありとツヤなしの中間の塗料があります。
ツヤの度合いはイメージしにくい方もいるため、実際にツヤがある家を見て確認しましょう。
光の加減によって色が変わることを知っておく
色見本やカラーシミュレーションを用いて色を選ぶ際は、光の加減によって色の印象が異なることを知っておきましょう。
まったく同じ色であっても、晴れの日や曇、雨など天気によって見え方が変わります。
実際の仕上がりをイメージしたい場合は、外で色見本を見て太陽光を当てながら確認しましょう。
カラーシミュレーションの場合は、使用しているパソコンやスマホのディスプレイの明るさによって大きく異なります。
実際の仕上がりと異なることが多いため、あくまで参考程度にとどめておきましょう。
外壁塗装では自宅にあった色を選ぼう
外壁の色は家の印象を大きく左右するため、自宅にあった色選びが重要です。
隣家や街並みの色とあわせつつ、屋根やドアなど家全体のバランスも考慮して色を選びましょう。
色見本や試し塗りで確認し、汚れや色あせなど長期的な目線で選ぶことも大切です。
自分で塗料の色を選ぶのが難しい場合は、外壁塗装業者に依頼することも検討しましょう。
タカハシ塗装では、無料点検でお客様にあった施工プランを提示しています。
外壁の色選びについても相談できるので、お気軽にご相談ください。