樹脂サイディングに塗装は不要?メリット・デメリットなどを解説
- 外壁塗装

樹脂サイディングに塗装は必要なのか、そもそも塗装できるのか分からず悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、樹脂サイディングに塗装が必要かどうかや外壁材の見分け方、日常でできる樹脂サイディングのメンテナンス方法まで解説します。
自宅の樹脂サイディングの外壁を塗装する必要があるのかどうか迷っている方は、ぜひ最後までお読みください。
樹脂サイディングに塗装は必要?

樹脂サイディングは塗り替えを前提として作られた外壁材ではないため、塗装は基本的に必要ありません。
なぜなら、樹脂そのものに顔料が練り込まれており、表面が多少削れても内側まで同じ色のため、色あせが目立ちにくいからです。
さらに樹脂サイディングの表面は水や汚れをはじきやすく、温度によって伸び縮みしやすい素材です。
ただし経年劣化によって外壁の反り、ひび割れ、チョーキングなどが発生した場合は、塗装をはじめとした外壁の修理が必要になる場合があります。
樹脂サイディングのメリットは?

樹脂サイディングは塩化ビニル樹脂を主原料とした外壁材で、もともと北米で広く使われてきた歴史があります。
ここでは、樹脂サイディングの主なメリットを紹介します。
メンテナンスの手間が少ない
樹脂サイディングは塗装が基本的に不要なため、外壁の維持にかかる手間を抑えられます。
日常のお手入れも水洗いで済むため、手軽に外壁のメンテナンスができます。
軽量で建物への負担が小さい
樹脂サイディングは外壁材のなかでも軽量な部類に入り、建物にかかる重さを抑えられます。
この軽さを生かして、既存の外壁の上から重ねて張る「カバー工法」の建材としても向いています。
凍害や塩害に強い
水を吸いにくい素材のため、寒冷地で問題になりやすい凍害や、海沿いで気になる塩害に強い性質があります。
寒暖差の大きい地域で、ひび割れが起きにくい点も特徴です。
樹脂サイディングのデメリットは?

樹脂サイディングにはメリットだけでなく、あらかじめ知っておきたい注意点もあります。
メリットと注意点の両方を踏まえたうえで、外壁材としての特徴を判断しましょう。
対応できる業者やデザインの選択肢が少ない
樹脂サイディングは国内での採用実績がまだ少なく、施工や補修に対応できる業者が限られます。
色のバリエーションも、他の外壁材と比べると少ないのが実情です。
色やデザインを後から変えにくい
樹脂サイディングは塗り替えを行いにくいため、後から色を変えたい場合は板の張り替えやカバー工法が中心になります。
部分的に板を交換する場合、廃番になって同じ建材を入手できず、色柄がそろわないこともあります。
強い衝撃で割れや欠けが生じる場合がある
飛来物などの強い衝撃を受けると、割れや欠けが生じる場合があります。
板どうしが重なり合う構造のため、部分的な破損でも交換の範囲が広がりやすい点にも注意が必要です。
樹脂サイディングかどうかを見分けるポイントは?

樹脂サイディングは見た目だけでは、金属サイディングや窯業系サイディングと見分けにくい場合があります。
ここでは、自宅の外壁材を確認する方法を紹介します。
・継ぎ目にシーリングが充填されているか
・叩いたときに軽い音がするか
・新築時の仕様書や図面を確認できるか
金属系サイディング・窯業系サイディングは目地にシーリングが入っているため、確認する際のポイントになります。
また樹脂サイディングは叩いたときに軽い音がして、外壁自体も薄くて軽いのが特徴です。
新築時の図面や仕様書、外壁材のメーカー名を確認するのもおすすめです。
どうしても自分で判断が付かない・確認ができない場合は、業者に外壁材を確認してもらいましょう。
樹脂サイディングのメンテナンスにかかる費用の目安は?

樹脂サイディングのリフォームにかかる費用相場は、4,500~12,000円/平方メートルです。
上記の他にも様々な作業が発生するため、諸経費が追加されます。
たとえば、塗装工事にあわせて発生する主な作業ごとの費用は、次のとおりです。
・足場代:600〜1,000円/平方メートル
・飛散防止ネット設置:150〜250円/平方メートル
・高圧洗浄:200〜350円/平方メートル
・コーキング補修:500〜1,000円/メートル
30坪ほどのお家をリフォームする場合、樹脂サイディングだと95〜300万円ほどかかります。
参考までに樹脂サイディング以外の、一般的な住宅の外壁を塗装する場合の費用相場をご紹介します。
・30坪の住宅で外壁のみの塗装:70〜110万円
・30坪の住宅で外壁塗装と屋根塗装をあわせて行う場合:110〜160万円
樹脂サイディングの場合、塗装できる業者が多くはありません。
また樹脂サイディングの塗装自体も難しいため、実際に樹脂サイディングを塗装しようとすると上記の費用よりも高くなる可能性があります。
費用相場は塗装環境や使用する塗料の種類によって変わるため、あくまで目安としてとらえてください。
正確な金額を知りたい場合は、現地調査を依頼したうえで見積もりを取ることをおすすめします。
樹脂サイディングのメンテナンス方法は?

樹脂サイディングの塗装は基本的に不要ですが、まったくメンテナンスをしなくてよい、というわけではありません。
ここでは、日常的に個人でもできる、樹脂サイディングのメンテナンス方法を紹介します。
水洗いで汚れを落とす
砂ぼこりや排気ガスによる汚れは、水洗いや柔らかいブラシで落とせます。
洗剤を使う場合は中性のものを選び、目立たない場所で試してから使いましょう。
高圧洗浄機の使い方に注意する
高圧洗浄機を近距離で当てると、板の隙間から水が浸入したり壁の凹みにつながる場合があるため、注意が必要です。
適切な距離を保ちながら様子を見て使いましょう。
年に1回は外壁の状態を目で確認する
年に1回程度は、外壁の状態を実際に見て確認する習慣をつけることをおすすめします。
継ぎ目や板の表面に変化がないかを見ておくと、次に紹介する劣化のサインにも気付きやすくなります。
専門業者への相談を検討したい劣化のサインは?

個人で実施できるメンテナンスでは対応できない不具合が発生する可能性もあります。
ここからは、塗装ではなく部分交換や張り替えで対応すべき劣化のサインを紹介いたします。
板の割れや欠けや変形が見られる
台風によって飛来物があったり経年劣化によって外壁が割れたり欠けたりすることがあります。
また、太陽からの熱の影響で外壁が反ったり、変形したりする場合もあるため、見た目の変化には注意しましょう。
留め具の緩みで板が浮いている
留め具に緩みが出たり外れたりすると、板が浮いた状態になります。
この状態を放置すると強風で板が外れるおそれがあるため、下地まで傷む前に業者へ相談しましょう。
雨水の浸入跡やカビや藻が広がっている
外壁の内側から雨水が浸入した跡がある場合は、早めの点検が必要です。
カビや藻が広い範囲に付着している場合は、樹脂サイディングの張り替えが必要になる可能性があります。
劣化した樹脂サイディングの補修方法は?

樹脂サイディングが傷んでいる場合は、塗装ではなく傷んだ板の部分的な張り替えで対応するのが基本です。
広い範囲が傷んでいる場合は、既存の外壁の上から新しい外壁材を張る「カバー工法」や、外壁材ごと交換する「張り替え」を検討することになります。
いずれの方法を選ぶ場合も、樹脂サイディングの施工実績がある業者かどうかを確認してから依頼しましょう。
前述のとおり樹脂サイディングは日本であまり普及していない外壁材のため、施工できる業者が多くはありません。
樹脂サイディングの塗装でお困りの方はタカハシ塗装までご相談ください!

樹脂サイディングは、樹脂そのものに顔料が練り込まれているため、塗装は基本的に不要です。
樹脂サイディングの表面は水をはじく性質があり、そもそも塗装の難易度が高い点もあわせて押さえておきましょう。
一方で樹脂サイディングは水洗いで汚れが落ちる場合も多く、手軽にメンテナンスしやすい外壁材でもあります。
まずは自宅の外壁材の種類を確かめることから始めましょう。
外壁材の種類の見極めやメンテナンスの必要性について相談したい場合は、お気軽にタカハシ塗装までお問い合わせください。