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外壁塗装の耐用年数は?塗料や外壁材別、アパートの減価償却も解説

  • 外壁塗装


「外壁塗装はいつ頃に行えばいいの?」
「自分の家の外壁はあと何年くらい持つ?」


このように考えている方も多いのではないでしょうか。


外壁塗装には寿命があり適切なタイミングで塗り替えないと、外壁材が傷んで大規模な工事が必要になることがあります。


外壁材の劣化を防ぐには塗料の耐用年数や塗装が必要になる劣化症状を知っておくことが大切です。

本記事では、外壁塗装の一般的な耐用年数をはじめ、塗料の種類・外壁材の種類ごとの目安年数、劣化のサインを紹介します。

アパートのオーナー向けの法定耐用年数まで解説しているので、外壁塗装を検討している方はぜひ最後までお読みください。

一般的な外壁塗装の耐用年数


外壁塗装の耐用年数は、一般的に8~20年が目安とされています。


ただしあくまでも一般的な耐用年数であり、使用する塗料の種類や外壁材の素材、立地環境によって大きく変わります。


たとえば沿岸部や日射量の多い地域では、内陸部と比べて塗膜が劣化しやすいです。


耐用年数が20年の塗料でも立地条件によっては劣化が早く進んでいる可能性があるので、定期的に点検することをおすすめします。

塗料ごとの外壁塗装の耐用年数


外壁塗装では、以下4種類の塗料が主に使われています。


・シリコン塗料
・フッ素塗料
・無機塗料
・ラジカル制御塗料


それぞれの特徴や耐用年数を紹介するので、ぜひ参考にしてください。

シリコン塗料

シリコン塗料の耐用年数は7〜15年程度です。

費用相場が2,300~3,500円/平方メートルで、価格と耐久性のバランスがよい塗料としてよく使われています。


紫外線や雨水への耐性があり、汚れが付きにくい低汚染性を選ぶことで塗装が長持ちします。

フッ素塗料

フッ素塗料(フッ化カルシウムが)は蛍石が原料であるフッ素と合成樹脂をあわせた塗料です。

耐用年数は12〜20年程度と、シリコン塗料より長持ちします。

費用相場は3,500~5,000円/平方メートルです。


フッ素塗料は紫外線や熱、雨風に強く劣化しにくいのが特徴です。


初期費用はシリコン塗料より高くなりますが、塗り替えの回数が減るため、長期的に見るとコストパフォーマンスが高くなります。

無機塗料

無機塗料の耐用年数は18〜20年程度とされており、ほかの塗料よりも耐久性に優れています。


無機塗料は、ガラスや石などの鉱物(無機物)を主成分とした塗料です。

耐久性や耐候性に優れており、外壁を長期間きれいな状態に保てます。


ほかにも不燃性で火事に強い点やカビや藻が発生しにくい点もメリットです。


一方で価格は3,800~6,000円/平方メートルと高めです。

職人の腕によって品質が左右されやすい塗料であるため、業者を選ぶ際には無機塗料での施工実績があるか確認しましょう。

ラジカル制御塗料

ラジカル制御塗料は酸化チタンや光安定剤などのラジカルの発生を抑える成分を含んでいる塗料です。

ラジカルとは紫外線が塗料に当たったときに発生する活性物質のことで、塗膜の劣化を引き起こす主な原因となります。

ラジカルの発生を抑えやすいため、長期間劣化しにくいのがラジカル制御塗料のメリットです。


ラジカル制御塗料の耐用年数は12~16年程度です。


価格は1,900円~4,000円/平方メートルほどで、シリコン塗料と同程度の価格帯でありながらより長持ちします。

外壁塗装で耐用年数を迎えたときのサイン


外壁塗装が劣化してくると、以下のような劣化が見られるようになります。

・色あせ
・チョーキング
・カビやコケ
・剥がれやひび割れ


色あせは、紫外線や雨風による塗膜の劣化により外壁の色が薄くなる現象です。


チョーキングは、外壁を手で触ったときに白い粉が付着する状態のことで、塗膜が劣化しているサインです。


カビやコケは、外壁の防水性が落ちたときに発生しやすく、放置すると外壁材の内部まで侵食することがあります。


剥がれやひび割れは放置すると外壁内部まで劣化するリスクが高まるため、早急にメンテナンスが必要です。


それぞれの劣化症状が見られたら、まずは専門業者に点検してもらいましょう。

外壁材ごとの耐用年数


外壁材の種類によっても耐用年数が異なります。


外壁材ごとの耐用年数は以下のとおりです。


・モルタル:30〜40年
・窯業系サイディング:20〜40年
・金属系サイディング:20〜40年
・ALC:50〜60年程度


どの外壁材も耐用年数まで使うためには、定期的に塗装することが大切です。


ただし、耐用年数を迎えたら以下の工法で施工する必要があります。


・重ね張り:既存の外壁材の上に新しい外壁材を張る工法
・張り替え:既存の外壁材を撤去してから新しい外壁材を張る工法


どちらの工法が適しているかは外壁の劣化状況によって異なるため、専門業者に診断してもらいましょう。

国税庁が基準としている法定耐用年数


国税庁は、建物や設備の減価償却を計算するための基準として法定耐用年数を定めています。


外壁塗装の法定耐用年数は、一般的に建物の法定耐用年数に準じる形で処理されます。


建物の構造ごとの耐用年数は以下のとおりです。

・木造住宅:22年
・金属造のもの(骨格材の肉厚が3mm以下のもの):19年
・金属造のもの(骨格材の肉厚が3mmを超え4mm以下のもの):27年
・金属造(骨格材の肉厚が4mmを超えるもの):34年
・れんが造、石造、ブロック造:38年
・鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造:47年

引用:減価償却資産の耐用年数等に関する省令

法定耐用年数はあくまでも税務・会計上の基準であり、実際の建物や塗装の寿命とは異なる点に注意しましょう。

アパート・賃貸物件における外壁塗装の耐用年数と経費処理


アパートのような賃貸物件で外壁塗装を行った場合、費用をどのように処理するかはオーナーにとって重要です。


外壁塗装の経費処理には、大きく分けて以下2つのパターンがあります。


・修繕費で処理する場合
・資本的支出として処理する場合


どちらに該当するかによって費用を計上できるタイミングや節税効果が変わってくるため、それぞれの違いを正しく理解しておきましょう。

修繕費で処理する場合

修繕費とは、建物の機能や価値を元の状態に戻すためにかかった費用のことで、支出した年に全額を経費として計上できます。


外壁の部分的な補修であれば、修繕費として処理できる可能性があります。


支出した年にまとめて経費に算入できるため、税負担を抑えやすいのがメリットです。

資本的支出として処理する場合

資本的支出とは、建物の価値や耐久性を従来より向上させるためにかかった費用のことです。


修繕費と異なり一度に全額を経費計上できず、減価償却によって複数年にわたって費用を計上します。


たとえば、耐用年数の長い高性能塗料で塗装した場合や、外壁の断熱性能を高めるような塗装工事を行った場合は、資本的支出に該当しやすいです。


修繕費か資本的支出かの判断は複雑なケースもあるため、正確な処理については税理士に相談することをおすすめします。

外壁塗装の耐用年数を把握して計画的に塗り替えよう


外壁塗装の耐用年数は塗料や外壁材、環境によって異なりますが、一般的には8〜20年が目安です。


塗料では無機塗料やフッ素塗料が長持ちし、外壁材ではALCやモルタルが耐用年数の長い素材となっています。


色あせやチョーキング、ひび割れなどの劣化サインが出てきたら、放置せずに早めの点検と塗り替えを検討しましょう。


タカハシ塗装では、外壁の点検から塗装工事まで一貫して対応しています。


ドローンを活用して点検しており、お客様と一緒にモニターを見ながら状況を詳しく説明したうえで施工プランを提案します。

明朗会計で詳細な見積書を作成していますので、まずは点検や見積もりだけでも依頼したいという方はお気軽にご相談ください。