屋根修理はどこに頼めばいい?補修費用や工事業者の選び方を紹介
- 屋根工事

「屋根が劣化してきたので修理を検討している」
「屋根修理を検討しているけどどこに依頼すればいい?」
屋根は塗装や屋根材の劣化が確認されたら、できるだけ早いタイミングで修理することが大切です。
しかし、はじめて修理をする人の場合、どのような修理が必要でどこに依頼すればよいかわからない人もいるでしょう。
本記事では、屋根修理でよく行われる工事方法や屋根材ごとに必要な補修を紹介します。
修理に発生する費用や業者の選び方も紹介しているので、屋根工事をはじめてする方はぜひ参考にしてください。
屋根修理でよく行われる工事方法

屋根修理では、主に以下4つの工法が用いられます。
・部分修理
・屋根塗装
・屋根カバー工法
・葺き替え
施工方法の特徴や費用について理解しておくことで業者との打ち合わせをスムーズに進められるようになるため、ぜひ参考にしてください。
部分修理
部分修理は、屋根が破損した箇所のみを修理する方法です。
たとえば瓦のずれを修理したり、棟板金(屋根のもっとも上に取り付ける部材)を交換したりします。
費用相場は以下のように修理箇所によって異なります。
・漆喰の補修:18〜45万円
・棟板金の交換:3〜20万円
・谷樋の撤去および交換:8〜20万円
・瓦のズレの修理および差し替え:1〜5万円
・雨樋の交換:3,000~1万円/メートル
ほかの工法よりも短期間かつ低価格で補修できるのが特徴です。
ただし、部分修理はあくまでも応急処置で、根本的な解決にはならない場合があります。
劣化が激しい場合は部分修理では対応できないため、ほかの施工方法になるケースも少なくありません。
屋根塗装
屋根に色あせや塗膜の剥がれが見られた場合は、塗装によって修理します。
屋根塗装にかかる費用は60〜80万円で工事期間は10~14日です。
塗装することで屋根材の劣化を防ぎ、住宅の寿命を伸ばせるのがメリットです。
ただし、雨漏りが発生した場合や雹によって屋根が損傷した場合は塗装では対処できません。
劣化具合によってはカバー工法や葺き替えのほうがよいケースもあるため、一度業者に点検してもらうことをおすすめします。
屋根カバー工法
屋根カバー工法は、既存の屋根材を撤去せずに上から新しい屋根材を重ねる工事方法です。
費用は80〜200万円、工事期間も5~12日ほどで葺き替えより低価格で施工できます。
とくにアスベストを含む屋根の場合は撤去費用が高額になりがちですが、カバー工法なら処分費用がかかりません。
屋根が二重になることで遮音性や断熱性が向上するメリットもあります。
一方で屋根の重量増加により建物への負担が大きくなるケースがある点に注意が必要です。
軽量の屋根材を用いるため負担をできるだけ軽減できるよう施工していますが、不安な方は業者に相談しましょう。
葺き替え
葺き替えは既存の屋根材をすべて撤去し、下地から新しくする修理方法です。
費用は100〜220万円程度とカバー工法より高額ですが、屋根に関するトラブルを根本的に解決できます。
軽量の屋根材を新しく取り付ければ、住宅全体の重量を軽くでき耐震性も向上できます。
工事期間は7~20日程度です。
屋根材別の修理方法と補修のタイミング

屋根材の種類によって、適切な修理方法と補修のタイミングが異なります。
住宅に使用されている主な屋根材は以下の3つです。
・スレート屋根
・瓦屋根
・金属屋根
それぞれの寿命や補修すべきタイミングについて詳しく解説しているので、自宅の屋根材の特徴を知りたい方は参考にしてください。
スレート屋根
スレート屋根はセメントを材料として作られる、薄い板状の屋根材です。
瓦よりも安価で、多くの住宅で利用されています。
スレート屋根の修理方法は以下のとおりです。
・棟板金の交換
・屋根塗装
・屋根カバー工法
・葺き替え
スレート屋根の耐用年数は一般的に20〜30年程度のため、20年以上メンテナンスをしていない場合は早めに補修しましょう。
スレート屋根はひび割れしやすい屋根材でもあるので、雨漏りや塗装の剥がれなどがなくても10~15年おきに点検することをおすすめします。
瓦屋根
瓦屋根は耐用年数50年以上と長く使用し続けられる屋根材です。
地震や台風などの災害によって瓦が割れたりずれたりするおそれがあるため、定期的に点検や補修が必要になります。
主な修理方法は以下のとおりです。
・瓦の差し替え
・漆喰の詰めなおし
・塗装(セメント瓦の場合)
・棟瓦の取り直し
・葺き替え
・防水シートの取り替え
10〜20年おきに点検を行い、屋根の状況にあわせて必要な補修を行いましょう。
ただし、セメント瓦の場合はスレート屋根と同様に10〜15年おきに塗装する必要があるため、点検の頻度も短くなります。
金属屋根
金属屋根は軽量で耐震性に優れている屋根材です。
金属屋根の耐用年数は以下のように種類によって異なります。
・ガルバリウム鋼板:25〜35年
・トタン屋根:6〜35年
ただし、金属屋根はさびやすい性質があるため屋根の寿命を伸ばすには定期的に塗装メンテナンスが必要です。
塗装が必要なタイミングは以下のとおりです。
・ガルバリウム鋼板:10〜15年
・トタン屋根:5〜15年
塗装以外にも屋根の状況によっては以下のような補修を行います。
・さびやへこみなどの部分修理
・屋根カバー工法
・葺き替え
最近では耐久性の高さからほかの屋根材からガルバリウム鋼板に変更する人も多くいます。
屋根修理を依頼できる業者

屋根修理は主に以下5種類の業者に依頼できます。
・屋根塗装業者
・瓦工事会社
・屋根板金業者
・リフォーム業者
・工務店
屋根塗装業者は、足場の組み立てから塗装までを一貫して任せられる業者です。
完全自社施工の会社であれば、リフォーム業者より費用を安く抑えられます。
瓦工事会社は、主に瓦屋根のリフォームを専門としている業者です。
瓦の葺き替えや漆喰の詰めだけではなく、雨樋の交換のような付帯部の修理も可能です。
屋根板金業者は、屋根材の板金を専門としている業者で、金属屋根の補修や工事を得意としています。
リフォーム業者や工務店は幅広いリフォーム工事に対応している業者ですが、施工自体は下請けに依頼しており仲介手数料が発生するため高額になりやすいです。
それぞれ得意な工事や費用などが異なるので、自宅の屋根の状況にあわせて業者に依頼しましょう。
屋根修理業者の選び方

屋根修理で失敗しないためには、業者選びが重要です。
以下のポイントをおさえて信頼できる業者を見分けられるようにしましょう。
・見積書の内容がわかりやすいか
・実績が豊富で口コミでの評価が高いか
・現地調査が丁寧か
それぞれ解説します。
見積書の内容がわかりやすいか
見積書の記載内容を確認することで業者の信頼性をある程度判断できます。
見積書に作業内容や使用する材料ごとに費用を記載している業者であれば、信頼できるでしょう。
一方で「屋根修理一式」のように曖昧な記載をしている業者には注意が必要です。
「一式」と記載されていると、どの作業や材料にいくら費用がかかっているのかわかりません。
作業内容が明記されていないと施工後に「その作業は見積書に含まれていない」といわれ、追加料金を請求されるリスクがあります。
見積書の内容で不明な点があればわかるまで質問し、納得したうえで依頼しましょう。
実績が豊富で口コミでの評価が高いか
ホームページを確認し施工実績を確認して選ぶことも大切です。
施工実績の数が多いほどさまざまな屋根トラブルに対処した経験があるため、適切な方法で修理してもらえます。
同時に口コミサイトやGoogleマップで、実際に利用した人の評価もチェックしましょう。
評価が高く、具体的で詳細なコメントが多い業者ほど信頼できると判断できます。
現地調査が丁寧か
現地調査を時間をかけて丁寧に行ってくれるかも確認しましょう。
屋根修理は屋根の状況を詳細に把握することで、はじめて適切な工法を提案できます。
点検が短時間の業者は原因を特定せず見当違いの修理をするおそれがあるため、屋根トラブルの再発につながりかねません。
信頼できる業者は、屋根の状態をしっかりと調査したうえで、お客さまにわかりやすく状況や必要な修理について解説してくれます。
屋根の状況を写真や動画で一緒に確認しながら説明する業者であれば、安心して依頼できるでしょう。
屋根修理は信頼できる業者に任せよう

屋根修理は屋根の状況にあわせて最適な工法で施工することが大切です。
屋根の経年劣化や雨漏りなどが確認できたら、信頼できる業者に点検してもらい、見積書や業者の対応などを確認してから施工を依頼しましょう。
タカハシ塗装では、つくば市や周辺地域の屋根工事を受け付けています。
塗装だけではなく、カバー工法や葺き替えなどの屋根工事も可能です。
お問い合わせから最短即日で現地まで伺っているので、屋根修理を検討している方はお気軽にご相談ください。





