折板屋根のカバー工法の施工単価は?費用相場や注意点を紹介
- 屋根工事

「折板屋根のカバー工法を検討しているけど、費用がわからない」
「そもそも折板屋根はカバー工法できる?」
カバー工法は、既存の屋根材を撤去せずに新しい屋根材を被せる工法です。
既存の屋根が折板屋根の人でもカバー工法で施工でき、建物の耐久性を高められます。
しかし費用相場を把握していないと、適正価格かどうか判断できず不安を感じる方もいるでしょう。
本記事では、折板屋根のカバー工法にかかる費用単価やメリット・デメリットを紹介します。
カバー工法以外におすすめの工法も詳しく解説しているので、折板屋根のリフォームを検討している方はぜひ参考にしてください。
カバー工法の費用単価を知る前に把握しておきたい折板屋根の基礎知識

カバー工法を検討する前に、折板屋根の基本的な特徴を理解しておきましょう。
折板屋根がどのような屋根材かまず知りたい方は、ぜひご覧ください。
特徴
折板屋根は、金属板を山形に折り曲げた屋根材のことを指します。
波型の形状によって強度が高まり、広い面積でも屋根の継ぎ目を少なくできるのが特徴です。
主に工場や倉庫などの大型施設で使われていますが、ガレージやカーポートなど一般住宅にも活用されています。
最近では住宅の屋根に使用されるケースもあります。
ガルバリウム鋼板やステンレス鋼板などの金属屋根材が一般的に使用されており、耐用年数は20~30年程度です。
取り付け方の種類
折板屋根には、主に3つの取り付け方法があります。
・ハゼ締め
・重ね
・嵌合(かんごう)
ハゼ締めは、折板同士を専用の工具で折り曲げて接合する方法です。
ボルトで穴をあけずに施工するため、防水性に優れています。
重ねタイプは、折板を重ね合わせてナットで固定する工法です。
重ねることで固定力が強化され、屋根が飛ばされにくいのがメリットです。
嵌合(かんごう)タイプは、吊子という金具で屋根をはめ込んで設置する方法を指します。
はめ込むことでボルトを隠せられ、見た目がきれいに仕上がります。
折板屋根のカバー工法の施工単価

折板屋根のカバー工法の施工単価は1平方メートルあたり4,300~13,000円程度が相場です。
使用する屋根材の種類や建物の規模などによって費用が変動します。
施工単価に含まれる主な費用の内訳は以下のとおりです。
・既存屋根の下地処理
・断熱材の設置(必要な場合)
・新しい折板屋根材の取り付け
・足場の設置費用
足場の設置費用は、1平方メートルあたり10~20万円程度かかります。
高所作業となるため、安全確保と施工品質の安定化のために足場は必須です。
既存の折板屋根が著しく劣化している場合は、下地の補修費用が追加でかかることもあります。
正確な費用を知りたい方は、業者に現地調査を行ってもらい見積もり額を算出してもらいましょう。
折板屋根のカバー工法を行うメリット

折板屋根のカバー工法には、以下2つのメリットがあります。
・軽量で耐久性が高い
・工期が短い
自宅に折板屋根のカバー工法が適しているか判断する際の参考にしてください。
軽量で耐久性が高い
折板屋根は瓦屋根やスレート屋根よりも軽量で、建物への負担が少ないのがメリットです。
カバー工法では既存の屋根に新しい屋根を重ねるため重量が増えますが、折板屋根は軽量なので影響を最小限に抑えられます。
また折板屋根は金属板を波型に折り曲げた構造により強度が高く、風雨や積雪にも強い特徴があります。
屋根が軽いことで建物の重心が低く保たれ、地震の揺れへの影響も抑えられます。
工期が短い
カバー工法は既存の屋根材を撤去する必要がないため、葺き替えと比べて工期を短縮できます。
一般住宅やガレージの場合、工事期間中の騒音や振動などのストレスを軽減でき、日常生活への影響を最小限に抑えられます。
工場や倉庫の場合は、建物の使用を早く再開でき事業への影響を抑えることが可能です。
工期が短いことで費用も削減でき、トータルコストを抑えられます。
折板屋根のカバー工法を行うデメリット

折板屋根のカバー工法のデメリットは以下のとおりです。
・断熱性が低い
・さびることがある
折板屋根のカバー工法を検討している方は、デメリットも踏まえて判断しましょう。
断熱性が低い
折板屋根のカバー工法では、断熱性が低くなる傾向があります。
折板屋根は金属製で熱を伝えやすいため外気温の影響を受けやすく、夏は暑く冬は寒くなりやすいのがデメリットです。
一般的なカバー工法では屋根が二重になることで断熱性が向上しますが、折板屋根の場合は断熱材の設置が必要です。
既存の屋根材と折板屋根の間に断熱材を挟むことで、室内温度を快適に保てます。
さびることがある
金属製の折板屋根は、経年劣化や環境要因によってサビが発生することがあります。
とくに海沿いの地域や雨が多い地域は注意が必要です。
サビが進行すると屋根材に穴があき、雨漏りの原因となります。
サビを防ぐには、定期的な塗装メンテナンスが欠かせません。
ただし、ガルバリウム鋼板の折板屋根であれば耐食性に優れており、メンテナンスをしっかりと行えば性能を長く保てます。
折板屋根のカバー工法ができる屋根材

折板屋根は主に以下の既存の屋根に対してカバー工法を適用できます。
・折板屋根
・波型スレート
既存の屋根が折板屋根であれば問題なくカバー工法を行えます。
主に雨漏りの防止を目的とした工事に効果的です。
波型スレートは、工場や倉庫で広く使用されている屋根材です。
アスベストを含んでいる場合でも、撤去せずにカバー工法を行うことで処分費用を抑えられます。
自宅や工場などの建物に折板屋根を取り付けられるか知りたい場合は、専門業者に相談することをおすすめします。
折板屋根におけるカバー工法以外のリフォーム方法と施工単価

折板屋根のリフォームには、カバー工法以外にも以下の2つがあります。
・葺き替え
・塗装
それぞれの工法のメリット・デメリットを把握したうえで、どの工法が適しているか検討しましょう。
葺き替え
葺き替えは、既存の屋根材を完全に撤去して新しい折板屋根に交換する工法です。
施工単価は1平方メートルあたり11,000~58,000円程度が相場です。
既存屋根の撤去費用や廃材処分費用が追加で発生するためカバー工法よりも高額になります。
ただし、屋根の下地や構造材まで点検・補修できるため、建物の耐久性を根本から高められます。
既存の屋根が著しく劣化している場合や、下地に腐食や破損が見られる場合は葺き替えが適切です。
塗装
塗装は既存の折板屋根の表面に塗料を塗り直すメンテナンス方法です。
施工単価は1平方メートルあたり1,800~10,000円程度と、カバー工法や葺き替えよりも費用を抑えられます。
サビの発生を防ぎ、屋根の耐久性を維持する効果があります。
ただし、塗装はあくまで予防を目的としたメンテナンスであり屋根材の破損は直せません。
既存屋根に穴があいている場合やサビが広がっている場合は、塗装では対応できないため注意が必要です。
屋根の劣化が軽度で予算を抑えたい場合は塗装を検討しましょう。
折板屋根のカバー工法の単価とメリットを理解して選択しよう

カバー工法は、既存屋根を撤去せずに新しい屋根を被せるリフォーム方法です。
折板屋根の場合、施工単価は1平方メートルあたり4,300~13,000円程度が目安で、葺き替えよりも費用を抑えられます。
軽量で耐久性が高く工期が短いというメリットがある一方で、夏は暑くなりやすく錆びる可能性もあります。
折板屋根のカバー工法が自宅や工場などの建物に適しているか判断できない方は、屋根工事業者に相談するのもひとつの手です。
タカハシ塗装では、カバー工法をはじめとする屋根リフォーム工事を受け付けています。
自社職人が足場の設置から施工まで一貫して対応できるため、中間マージンが発生せず適正価格で対応します。
代表が責任をもってご相談やお見積もりを担当しますので、屋根リフォームをご検討の方はお気軽にご相談ください。