瓦棒葺きの屋根カバー工法の価格相場は?業者選びのコツも紹介
- 屋根工事

「瓦棒葺きの屋根のカバー工法を検討しているけど、どのくらいの価格で施工できる?」
「適正価格で信頼できる業者に依頼したい」
瓦棒葺きの屋根は、金属製の屋根材に木材や金属の芯材(瓦棒)を一定間隔で配置した屋根のことです。
既存の屋根が瓦棒葺きで劣化が進んでいる場合、カバー工法で新しい屋根材を取り付けられます。
しかし、カバー工法にいくらかかるかわからず、施工するのが不安という方もいるでしょう。
本記事では、瓦棒葺きの屋根カバー工法の価格や費用相場、メリット・デメリットを紹介します。
施工の流れや信頼できる業者選びのポイントも詳しく解説しているので、瓦棒葺きの屋根リフォームを検討している方はぜひ参考にしてください。
価格の前に知っておきたい瓦棒葺きの屋根のカバー工法に関する基礎知識

瓦棒葺きの屋根のカバー工法を検討する前に、まず基本的な知識を理解しておきましょう。
瓦棒葺きとは?
瓦棒葺きとは、木材や金属の角材(瓦棒)を一定間隔で配置し、その上に金属板を張る屋根の施工方法です。
主に古い住宅や商業施設などで採用されています。
芯材に沿って縦方向に金属板を張るため、雨水の排水性に優れています。
従来はトタン屋根として施工されることが多くありましたが、さびやすく定期的なメンテナンスが必要でした。
現在はカバー工法や葺き替えなどで別の屋根材を設置することが多くなっています。
カバー工法とは?
カバー工法とは、既存の屋根材をそのままにして新しい屋根材を重ね張りする施工方法です。
既存の屋根材を撤去しないため、工期が短く工事費用も抑えられます。
屋根が二重構造になることで断熱性や遮音性、防水性も高まるのがメリットです。
ただし、既存の屋根の下地が健全な状態であることが施工の前提条件となります。
下地が著しく劣化している場合は、カバー工法ではなく葺き替えが必要です。
瓦棒葺きの屋根のカバー工法の価格・費用相場

既存の屋根材が瓦棒葺きである場合、ほかの屋根材に変更することが多いです。
一般的なカバー工法の費用相場は、100〜200万円です。
屋根面積の大きさや使用する屋根材の種類によって、費用が大きく変動します。
具体的な金額を知りたい方は、屋根工事業者に見積もりを依頼しましょう。
瓦棒葺きの屋根にカバー工法を行うメリット

瓦棒葺きの屋根にカバー工法を行うメリットは以下のとおりです。
・工事費用を抑えられる
・工期が短い
・断熱性と防音性が向上する
カバー工法は既存の屋根材を撤去しないため、解体費用や廃材処分費用がかからず葺き替えより費用を抑えられます。
解体作業が不要な分、葺き替えより工期が短くなります。
屋根が二重構造になることで、外気の影響を受けにくく、雨音も響きにくくなるのもメリットです。
瓦棒葺きの屋根にカバー工法を行うデメリット

瓦棒葺きの屋根にカバー工法を行うデメリットは以下のとおりです。
・下地を全面的に補修できない
・屋根の重量が増加する
・雨どいの交換が必要になることがある
既存の屋根を撤去しないため、下地が重度に劣化している場合は対応できません。
下地が著しく劣化している場合は、カバー工法ではなく葺き替えが必要となります。
また屋根材が二重構造になるため、建物への負担が増加し、耐震性に影響が出る可能性があります。
影響を最小限に抑えるには軽量の屋根材を使用することが大切です。
ほかにも屋根がかさ上げされて雨どいに雨水がうまく入らなくなった場合、交換費用が追加で発生する点に注意が必要です。
瓦棒葺きの屋根にカバー工法を行う流れ

瓦棒葺きの屋根のカバー工法は、主に以下の3つの工程に分かれています。
・野地板を張る
・ルーフィングを張る
・新しい屋根材を取り付ける
はじめに既存の瓦棒葺きの屋根の上に野地板(板材)を設置します。
野地板は新しい屋根材を取り付けるための下地の役割があり、設置することで平らな面になります。
次に野地板の上に防水シート(ルーフィング)を敷き詰め、雨漏りを防ぎます。
最後に新しい屋根材を取り付ける工程です。
ルーフィングの上にスレートやガルバリウム鋼板などの金属屋根材を設置します。
軒先水切りや棟板金なども取り付けて、施工が完了します。
瓦棒葺きの屋根カバー工法で業者に依頼する際のポイント

瓦棒葺きの屋根カバー工法を依頼する際は、以下のポイントを押さえて業者を選びましょう。
・実績が豊富な業者に依頼する
・地元の業者に依頼する
・訪問営業の業者は避ける
信頼できる業者に依頼できるよう、ぜひ参考にしてください。
実績が豊富な業者に依頼する
業者を選ぶ際は、カバー工法の施工実績が豊富かどうかを確認しましょう。
実績が豊富な業者は、さまざまな住宅に対応できる技術力があると判断でき、安心して任せられます。
業者が自社サイトを運営している場合、施工実績を写真付きで確認できることが多いです。
現状と似たような施工内容を見ることで、完成後のイメージがつきやすくなります。
またGoogleマップや口コミサイトで実際に利用したお客様の声も確認してみましょう。
よい口コミだけではなく悪い口コミも確認することで、業者の実態をより正確に判断できます。
地元の業者に依頼する
地元密着の業者に依頼することで、適正価格で施工できます。
ハウスメーカーや工務店でも依頼できますが、下請け業者に外注しているため仲介手数料が上乗せされて費用が高くなりがちです。
職人が在籍している業者に直接依頼すれば、見積もりから施工まですべて自社で行うため仲介手数料が発生せず費用を抑えられます。
施工エリアを限定している分、資材運搬費や移動費などの経費を抑えて施工費を抑えているのも地元の業者の特徴です。
費用を抑えたい方はホームページで地元の屋根工事業者を探して依頼しましょう。
訪問営業の業者は避ける
突然訪問営業してくる業者には注意が必要です。
訪問営業の業者のなかには、不安を煽って契約を結ばせようとする悪質な業者も存在します。
「今すぐ工事しないと危険です」と急かされても、その場で契約せず家族や知人に相談しましょう。
信頼できる業者はしつこい営業をせず、丁寧に説明してくれます。
瓦棒葺きの屋根におけるカバー工法以外のリフォーム方法

瓦棒葺きの屋根のリフォームには、カバー工法以外にも以下のような工事方法があります。
・塗装
・葺き替え
それぞれの費用相場も紹介しているので、予算にあわせた工事方法を選びたい方はぜひ参考にしてください。
塗装
塗装は既存の屋根材に塗料を塗り直すメンテナンス方法です。
費用相場は60~80万円となります。
塗装することでサビの発生を防ぎ、屋根の美観を維持することが可能です。
ただし、塗装はあくまで予防的なメンテナンスで、屋根材自体の劣化や破損は解決できません。
既存屋根に穴があいている場合や、著しく腐食している場合はカバー工法か葺き替えでの施工が必要です。
葺き替え
葺き替えは、既存の屋根材を完全に撤去して新しい屋根材に交換する工法です。
費用相場は100〜220万円です。
カバー工法と比較すると、既存屋根の撤去費用や廃材処分費用が追加で発生するため費用が高額です。
ただし、下地を徹底的に点検・補修できるため、建物の耐久性を根本から高められます。
既存屋根の劣化が著しい場合や、下地に腐食や破損が見られる場合は葺き替えを検討しましょう。
瓦棒葺きの屋根にカバー工法を施して自宅を長持ちさせよう

瓦棒葺きの屋根のカバー工法は、費用相場が100~200万円程度で、葺き替えよりも費用を抑えられます。
工期が短く、断熱性や防音性が向上するメリットがある一方で、下地の劣化には完全に対応できないデメリットもあります。
業者に選ぶ際は、実績が豊富で地元密着の屋根工事業者に依頼することが重要です。
タカハシ塗装では、瓦棒葺きの屋根を含む屋根リフォーム全般のご相談を受け付けています。
屋根工事の専門知識を持つ自社職人が、現地調査から施工まで責任を持って対応します。
詳細な見積もりを提示し納得いただいたうえで工事を進めますので、屋根リフォームをご検討の方はお気軽にご相談ください。