マンションの外壁塗装は必要?理由や施工のタイミング、費用を紹介
- 外壁塗装
「マンションの外壁塗装の費用相場が知りたい」
「外壁塗装の工期はどれくらいかかる?」
マンションの外壁の劣化は、入居率や資産価値の低下につながるおそれがあります。
入居率や資産価値の維持には、適切なタイミングで外壁塗装を実施し、マンションの劣化を防ぐことが重要です。
本記事では、マンションの外壁塗装の費用相場や、塗装を行うべきタイミングについて解説します。
マンションの外壁塗装を検討しているオーナー様は、ぜひ参考にしてください。
マンションの外壁塗装費用の相場
マンションの外壁塗装でかかる費用は、マンションの大きさや階数、使用する塗料で大きく異なります。
建物の形状や劣化状況、作業環境などによっても異なるため、詳細な費用を知りたい場合は見積もりを依頼しましょう。
ここでは、以下の費用相場を紹介します。
・階数ごとの費用相場
・塗料ごとの費用相場
・作業ごとの費用相場
それぞれの費用相場を把握して、適正価格で塗装を依頼できるようにしましょう。
階数ごとの費用相場
階数ごとの費用相場は、以下のとおりです。
・3階建て:130〜410万円ほど
・4階建て:200〜550万円ほど
・5階建て:300〜670万円ほど
・6階建て:540〜820万円ほど
・7階建て:630〜1,000万円ほど
上記費用はあくまでも目安の金額です。
実際の塗装面積や劣化状況などによって、相場より高額になる場合があります。
塗料ごとの費用相場
塗料ごとの費用相場と耐用年数は、以下のとおりです。
・シリコン塗料:2,300~3,500円/平方メートル(耐用年数:7〜15年)
・フッ素塗料:3,500~5,000円/平方メートル(耐用年数:12〜20年)
・無機塗料:3,800~6,000円/平方メートル(耐用年数:18〜20年)
外壁塗装で使用される塗料は、耐用年数が長かったり機能性が付加されたりしているものほど高額な傾向にあります。
安い塗料を使用すると1回あたりの塗装費用は抑えられますが、こまめなメンテナンスが必要です。
マンションの外壁塗装は、頻繁な塗り替えが難しいため、耐用年数が長く耐久性に優れた塗料をおすすめします。
作業ごとの費用相場
マンションの外壁塗装における作業ごとの費用相場は、以下のとおりです。
・足場代:600~1,000円/平方メートル
・飛散防止ネット設置:150~250円/平方メートル
・高圧洗浄:200~350円/平方メートル
・コーキング補修:500~1,000円/メートル
ただし、上記の金額はあくまでも目安で、マンションの立地条件や劣化具合によって費用が高くなることがあります。
マンションの外壁塗装の工程と工事期間
マンションの外壁塗装は、以下の流れで行われます。
・足場の設置
・高圧洗浄
・下地処理、養生
・塗装(下塗り・中塗り・上塗り)
・足場解体
外壁塗装工事では上記の工程が必要となるため、見積書や作業スケジュールで抜けている工程がないかチェックしましょう。
マンションの外壁塗装の工期は、マンションの規模によって大きく異なります。
50戸未満の場合は1~3か月ほど、50戸以上の大規模なマンションの場合2~6か月ほどが目安です。
規模が大きいマンションでは、半年以上かかる場合もあります。
また悪天候が続く場合や外壁の状態が著しく悪い場合は、工期が長引くおそれがあります。
マンションの外壁塗装が必要な理由
マンションの外壁塗装が必要な理由は、主に以下の2つです。
・入居者満足度や入居率向上のため
・建物を保護するため
それぞれの理由を詳しく確認していきましょう。
入居者満足度や入居率向上のため
マンションの外観の美しさは、入居率や入居者の満足度に影響を与えるため、外壁塗装が欠かせません。
マンションの購入を検討している人のなかには築年数や金額、間取りのほかにも、外観を重視する人がいます。
外壁の塗装が剥がれたりひび割れをしたりしていると、入居を検討している人にとってマイナスのイメージを与えかねません。
入居率の低下を防ぐためにも、適切なタイミングで塗装が必要です。
建物を保護するため
建物を保護するためにもマンションの外壁塗装は必要です。
マンションは主にコンクリートや鉄筋、木材などの建材でつくられていますが、水分に弱い性質があります。
建材に水分が含まれると腐食し、耐久性が下がるおそれがあります。
日々雨や雪などの水分から建物を守るためにも、塗装は欠かせません。
マンションの外壁塗装を検討するタイミング
マンションの外壁塗装は、適切なタイミングで施工することが大切です。
施工のタイミングが遅すぎると劣化が進行し、工事費用がより高額になります。
マンションの外壁塗装を検討すべきタイミングは、以下の2つが目安です。
・外壁塗装のメンテナンス周期を迎えた
・劣化症状が見受けられた
適切なタイミングで、マンションの外壁塗装を実施しましょう。
外壁塗装のメンテナンス周期を迎えた
メンテナンス周期を迎えた際は、塗装業者に劣化状況の調査を依頼し、塗装が必要か判断してもらいましょう。
国土交通交通省が策定したガイドラインによると、マンション外壁塗装の修繕周期は12~15年とされています。
ただし外壁塗装で使用された塗料や立地環境などにより、修繕周期よりも早く劣化する場合があります。
メンテナンス周期を迎える前に定期的に点検することが大切です。
劣化症状が見受けられた
マンションの外壁に劣化症状が現れた場合は、メンテナンス周期にかかわらず塗装を検討する必要があります。
塗装工事を検討すべき劣化症状は、以下のとおりです。
・外壁や柱部分のひび割れ
・コンクリートの欠け
・タイルの浮きや欠損
・チョーキングの発生 など
上記の劣化症状がある場合は、塗装が必要となる可能性があります。
ただし具体的な劣化の進行具合の確認は経験がないと判断が難しいため、塗装した方がよいかは業者に診断してもらいましょう。
マンションの外壁塗装を行う際のポイント

マンションの外壁塗装を行う際のポイントは、以下の3つです。
・居住者と近隣住民に必ず告知する
・塗料は耐用年数や色などで選ぶ
・助成金や補助金を活用する
ポイントを把握して、トラブルなく外壁塗装を実施できるようにしましょう。
居住者と近隣住民にかならず告知する
マンションの外壁塗装を行う際は、入居者に事前告知を行いましょう。
マンションの外壁塗装中は窓の開閉が制限されたり洗濯物が干せなかったりなど、入居者にとって不便な生活が余儀なくされます。
使用する塗料によっては異臭が発生するおそれもあるため、住民の理解が得られるよう丁寧な告知が必要です。
入居者だけではなく近隣住民へも告知し、苦情が来ないようにしましょう。
塗料は耐用年数や色などで選ぶ
外壁塗装に使用する塗料には、さまざまな種類があります。
塗料ごとに耐用年数や特徴、機能性、金額が大きく異なります。
今後のメンテナンススケジュールや立地環境、予算などを考慮したうえで適切な塗料を選びましょう。
塗料の色については、入居者のターゲット層にあわせて選ぶことが大切です。
カラーシミュレーションや色見本、施工事例などを活用して、マンションに適した塗料を選択しましょう。
助成金や補助金を活用する
マンションの外壁塗装では、自治体の助成金や補助金を受け取れる場合があります。
補助金額や利用条件は制度によって異なるため、利用できそうな制度がないか事前に確認しましょう。
ただし、補助金や助成金は後払いの場合もあります。
補助金ありきで外壁塗装を行うと、資金不足となるおそれがあるため、ある程度予算を確保しておきましょう。
マンションの外壁塗装を依頼する業者選びのポイント
マンションの外壁塗装で信頼できる業者を選ぶポイントは、以下の2つです。
・施工実績を確認する
・相見積もりを行う
ポイントを押さえて信頼できる業者へ塗装を依頼しましょう。
施工実績を確認する
マンションの外壁塗装を依頼する際は、業者の施工実績を確認するのがおすすめです。
一般的な住宅の塗装工事とマンションの塗装工事では、工事の規模が大きく異なります。
マンションの施工実績が多い業者は、段取りよく工事を進められるため、工事スケジュールの変更や施工不良などが発生しにくく、スムーズに施工できます。
施工実績は業者のホームページに掲載されている場合が多いので、依頼前に確認しましょう。
相見積もりを行う
外壁塗装にかかる費用は業者によって大きく異なるため、複数社に見積もりを依頼して比較することが大切です。
見積もりを依頼した際は、トータルの費用だけではなく、項目ごとの内容が詳細に明記されているか確認しましょう。
価格以外にも担当者の人柄や保証内容、追加費用の有無などを確認し、納得がいく業者へ依頼するのが適切です。
マンションの外壁塗装は施工実績が豊富な業者へ依頼しよう
マンションの外壁塗装は、建物の保護や入居率を維持するためにも定期的に実施しましょう。
塗装工事では、施工業者によって費用や保証内容などが大きく異なります。
そのため、マンションの外壁塗装では慎重な業者選びが大切です。
外壁塗装を適切に行えるように施工実績や対応力、価格などを比較して、信頼できる業者へ塗装工事を依頼しましょう。
タカハシ塗装では、マンションの外壁塗装を受け付けています。
入居者への説明会やアフターフォローなどの対応もしているので、マンションの外壁塗装を検討している方はお気軽にお問い合わせください。