茨城県における大規模修繕工事の進め方|費用や工事期間も紹介
- 外壁塗装
「茨城県でマンションの大規模修繕工事を行いたい」
「大規模修繕工事はどのように進めればいい?」
大規模修繕工事はマンションの劣化防止のために、定期的に実施する修繕工事のことです。
一般的にマンションにお住まいの方で構成される、管理組合が主体となって行います。
大規模修繕工事は適切な手順を踏んで進めないと、マンションにお住まいの方や近隣住民とトラブルになるため、進め方を把握してから行うことが大切です。
本記事では、茨城県のマンションにおける大規模修繕工事の進め方を紹介します。
工事にかかる費用の相場や期間、必要な理由なども解説しているので、茨城県ではじめて大規模修繕工事に関わる管理組合の方は、ぜひ参考にしてください。
茨城県における大規模修繕工事とは?
茨城県における大規模修繕工事とは、マンションの建物や設備を定期的に修繕する工事のことです。
マンション内にある経年劣化した設備や故障した箇所を12~16年の周期で修繕します。
名前のとおり大がかりな修繕工事を行うのが特徴です。
建物の老朽化を防ぎ、居住環境を良好に保つのが目的で、マンションの管理組合が主体となって大規模修繕工事を進めます。
管理組合は、分譲マンションを購入し区分所有者(自分の住居部分をマンションに所有している人)全員で構成される組合です。
茨城県でマンションにお住まいの方はそれぞれのマンションの管理組合に加入しており、組合全員で大規模修繕工事を進める必要があります。
茨城県で行われる大規模修繕工事の内容
茨城県のマンションで行われる大規模修繕工事の内容は以下のようにさまざまです。
・屋上の防水工事
・エレベーターの補修や取り替え
・大規模修繕工事のために必要な足場の設置
・コンクリートの躯体部分の補修
・タイルの修繕
・シーリングの打替え
・空調設備の点検や取り替え
・消火栓設備や火災報知器の取り替え
・外壁塗装
・給水管の取り替え など
主にマンションの外装や共有部分を修繕します。
以上の修繕工事は、計画にもとづいて実施します。
茨城県でマンションの大規模修繕工事が必要な理由
茨城県でマンションの大規模修繕工事が必要な理由は、以下の2つです。
・劣化を防ぐため
・資産価値を守るため
大規模修繕工事への理解を深めるためにも、理由をしっかりと把握しましょう。
劣化を防ぐため
大規模修繕工事は建物の劣化を防ぎ、安全で快適な住環境を維持するために必要です。
マンションは経年劣化によって、建物内部や設備の機能が低下するおそれがあります。
たとえば、外壁塗装が剥がれて防水機能が失われてしまい、雨水が建物内部に浸入したとしましょう。
建物内部が浸水すると建材が腐食し、マンションの耐久性が低下します。
マンションの耐久性を維持するには、定期的に外壁塗装を実施し防水することが大切です。
マンションの住民全員が安心して暮らし続けるためにも、定期的に修繕し設備の機能を維持する大規模修繕工事が欠かせません。
資産価値を守るため
大規模修繕工事はマンションの資産価値を維持するために必要です。
マンションは経年劣化により、設備が故障したり外観が悪化したりします。
放置すると生活が不便になり、マンションとしての価値が損なわれる原因になりかねません。
価値が下がることで将来的にマンションを売却する際も、購入時より価格を大きく下げる必要があります。
一方で大規模修繕工事でエントランスをバリアフリー化や、オートロック機能付きの自動ドアを設置することで、利便性が高まります。
入居者に需要のあるマンションに向けて修繕することで資産価値や信頼性が高まり、分譲マンションの売却をスムーズに行えるようになるでしょう。
茨城県で大規模修繕工事にかかる費用や期間
茨城県内のマンションにおける一般的な費用と工事期間について、詳しく解説します。
必要な費用と予算を把握し、計画的に大規模修繕工事を行えるようにしましょう。
費用
国土交通省の「令和3年度マンション大規模修繕工事に関する実態調査」によると、大規模修繕工事にかかる費用は以下のようになることがわかりました。
<1戸あたりの費用とその費用がかかった人の割合>
・100~125万円:27.0%
・75~100万円:24.7%
・125~150万円:17.4%
1戸あたりの費用は100~125万円になることがもっとも多く、次に75~100万円が多いことがわかります。
大規模修繕工事の回数別に見ると、以下の金額になることが多い傾向にあります。
<大規模修繕工事の回数別でもっとも割合の高かった費用>
・1回目:100~125万円
・2回目:75~100万円
・3回目:100~125万円
なお、大規模修繕工事の費用はマンションの規模や立地条件、築年数によっても異なるので、具体的な金額を知りたい場合は業者への相談が必要です。
期間
大規模修繕工事の一般的な工事期間は、以下のようにマンションの規模によって異なります。
・小規模(50戸未満):3~4か月
・中規模(50~100戸未満):4~6か月
・大規模(100戸以上):半年~1年
上記の期間は着工がはじまってから工事が完了するまでの期間です。
工事の計画作成や工事説明会の開催などの準備期間も含めると1年以上かかる場合があるため、早めに準備をして進めることが大切です。
茨城県で大規模修繕工事の進め方
マンションの大規模修繕工事は、以下4つのステップで行います。
・修繕委員会を発足する
・現状を把握して予算と計画を検討する
・施工会社を決めて総会を行う
・工事説明会を実施し着工する
工事までに必要なことを把握することで、抜け漏れなく進められるのでぜひ参考にしてください。
修繕委員会を発足する
マンションの理事会で大規模修繕工事を行うことが決まれば、理事会と管理組合で工事を進めるための修繕委員会を発足します。
修繕委員会のメンバーは管理組合の組合員であれば、誰でも問題ありません。
組合員の有志で委員会を運営し、大規模修繕工事を行います。
メンバーを集める際は、できるだけ法律や建築、設備に詳しい人を集めましょう。
現状を把握して予算と計画を検討する
メンバーが決まれば、マンションの劣化状況を確認するために診断します。
大規模修繕工事に詳しいコンサルタント会社や建設会社などに、診断を依頼するのが一般的です。
調査を依頼する際は、信頼できる業者を見つけるのがポイントです。
必ず複数の調査会社に見積もりをとり、見積もりの内容が明確で丁寧に説明してくれる業者に依頼しましょう。
診断結果を報告書や提案書で受け取り、必要な工事や予算を把握し、大規模修繕工事の方針や計画を決めます。
方針や計画が決まれば管理組合の総会を開催して、組合員の合意を得ましょう。
施工会社を決めて総会を行う
方針が決まれば、工事内容にあわせて施工会社に依頼します。
工事の仕上がりは、マンションの資産価値にも大きく影響するため、依頼先の選定が欠かせません。
修繕内容と見積額、実績などをもとに適正価格で高品質な施工ができる施工会社を選びましょう。
業者の候補が見つかれば管理組合の総会を開き、施工内容や工事費用、施工会社などについて話し合います。
賛同を得られたら施工会社と契約し、工事の準備にはいります。
工事説明会を実施し着工する
契約が完了したらマンションの居住者に向けて工事説明会を行います。
工事説明会を開くのは、工事内容について納得してもらうためです。
工事内容によっては、ベランダが使用できなくなったり特定のエリアが利用できなくなったりするなど、日常生活でさまざまな支障をきたします。
防犯対策や安全対策についてもしっかりと伝え、居住者の理解を得てから着工しましょう。
茨城県で大規模修繕工事を行ってマンションの資産価値を高めよう
マンションの大規模修繕工事は、12〜16年周期で行われる建物や設備の大規模な修繕工事です。
建物の経年劣化に対応するために定期的に行う必要があります。
より快適に暮らせるマンションを作るためにも、組合員が主体的になって方針の決定や計画の作成を行いましょう。
タカハシ塗装では、マンションの外壁塗装を受け付けています。
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