50坪住宅の屋根塗装の相場は?高額となる要因や安くする方法を紹介
- 屋根工事

「50坪の住宅で屋根塗装をする場合の費用相場を知りたい」
「できるだけ安く屋根塗装をするにはどうしたらいいの?」
屋根塗装は住宅の保護や美観の維持のためにも、定期的に実施する必要があります。
しかし住宅のリフォームは高額な費用が発生するため、依頼前に相場を知りたい方も多いでしょう。
本記事では、延床面積50坪ほどの住宅における屋根塗装費用の相場や安く塗装を実施する方法などを紹介します。
適正価格で屋根塗装を実施したい方は、ぜひ参考にしてください。
50坪の住宅における屋根塗装の費用相場

延床面積が50坪ほどの住宅における屋根塗装の費用は、35~100万円が相場です。
屋根塗装の費用は使用する塗料や屋根の劣化具合、施工業者などによって異なります。
屋根の大きさや形状などにより、相場より高額になる場合もあります。
見積もり額が相場とかけ離れている場合は、理由をしっかりと確認することが大切です。
また、悪質な業者に依頼しないためにも、単価ごとの適正価格を知っておくことも重要です。
50坪住宅の屋根塗装で使用される塗料ごとの費用相場と耐用年数

屋根塗装では、使用する塗料によって費用や耐用年数が大きく異なります。
また塗料ごとにメリットやデメリット、仕上がりが違います。
塗装の際は塗料の特徴を知ったうえで、屋根の状態や予算に合った塗料を選択することが大切です。
屋根塗装で使用される塗料は、主に以下のとおりです。
・シリコン塗料
・フッ素塗料
・無機塗料
それぞれの費用相場や特徴を確認していきましょう。
シリコン塗料
シリコン塗料の費用相場は、2,300~3,500円/平方メートルです。
屋根塗装で使用する場合の耐用年数は、4~9年ほどとなります。
シリコン塗料は、ほかの塗料よりも安価でコストパフォーマンスに優れた塗料です。
種類が豊富で、好みのカラーや性能の塗料を選びやすい傾向にあります。
シリコンの含有量が多いほど耐久性や防汚性に優れていますが、価格も高額になりがちです。
ただし、フッ素塗料や無機塗料と比較すると耐用年数が短いため、より長期的な耐久性を重視する方には向いていません。
フッ素塗料
フッ素塗料の費用相場は、3,500~5,000円/平方メートルです。
耐用年数は、屋根塗装の場合6~18年ほどとなります。
フッ素塗料は耐久性や耐候性に優れているため、塗装が長持ちします。
耐摩耗性も高く、美しい光沢を長く維持することが可能です。
ただしフッ素塗料は塗膜が硬く弾性がありません。
道路の近くで日常的に振動がある場合や地震が発生した場合は、ひび割れが起こる恐れがあります。
無機塗料
無機塗料の費用相場は、3,800~6,000円/平方メートルです。
屋根塗装で使用する場合、耐用年数は12~18年ほどとなります。
無機塗料は高額ですが、耐用年数が長くカビやコケの発生リスクが低いのがメリットです。
長期的に見るとほかの塗料よりメンテナンス費用を抑えられる可能性があります。
無機塗料は、今後のメンテナンスにお金と手間をかけたくない人に適しています。
50坪住宅の屋根塗装の作業ごとの費用相場

屋根塗装では、塗料以外の費用も発生します。
作業ごとの費用相場は、以下のとおりです。
・足場代:600~1,000円/平方メートル
・飛散防止ネット設置:150~250円/平方メートル
・高圧洗浄:200~350円/平方メートル
・コーキング補修:500~1,000円/メートル
上記の費用以外にも、劣化状況や屋根材によって下地調整や縁切りなどの費用が発生します。
50坪住宅の屋根塗装が相場よりも高くなるケース

屋根塗装では、さまざまな要因により相場よりも費用が高額になることがあります。
屋根塗装の費用が相場よりも高くなるケースは、主に以下のとおりです。
・高額な塗料を使用している
・屋根が大きい
・劣化が進行している
・悪質な業者に工事を依頼している
1つずつ確認していきましょう。
高額な塗料を使用している
屋根塗装の費用を大きく左右するのが、使用する塗料のグレードです。
耐用年数が長いものや機能性が付加されたものほど価格が高い傾向にあります。
見積もり額が相場よりも高い場合は、使用する塗料が適切かを確認してみましょう。
屋根が大きい
屋根塗装は屋根が大きいほど塗料の使用量が多くなるため、費用が高額となります。
延床面積が50坪でも、住宅によって屋根の大きさは異なります。
たとえば急勾配の屋根は緩やかな屋根と比べて屋根面積が大きくなるため、費用相場より高くなりやすいです。
複雑な形状の屋根の場合も作業に手間と時間がかかるため、高額になりがちです。
劣化が進行している
屋根塗装は劣化が進行しているほど、下地処理に時間と手間がかかるため費用が高額となります。
劣化の状況によっては、塗装ではなく葺き替えやカバー工法などのリフォームが必要です。
葺き替えやカバー工法は、塗装よりも費用が高額です。
できるだけ費用を抑えたい方は、劣化症状が見られたら早めに屋根塗装工事を行いましょう。
悪質な業者に工事を依頼している
これまでに紹介した要因に該当しないのに高額な見積もりを提示された場合は、悪質な業者に依頼している可能性があります。
悪質な業者に工事を依頼すると、高額な費用を請求されたり施工不良が発生したりするおそれがあります。
悪質な業者を避けるには、以下のポイントを押さえておきましょう。
・見積もりの内容で不明な点がある場合は確認する
・訪問営業の場合、その場での契約は避ける
・施工実績や評判を確認する
大切な家のリフォームは、信頼できる業者に工事を依頼することが大切です。
50坪住宅の屋根塗装を相場よりも安く実施する方法

屋根塗装は高額な費用が必要なため、安く抑える方法を知っておくのがおすすめです。
屋根塗装を相場よりも安く実施する方法は、主に以下のとおりです。
・自社施工業者に工事を依頼する
・自宅の状態にあった塗料を選ぶ
・補助金や助成金を使う
・閑散期に工事を依頼する
安くする方法を知って、お得に屋根塗装を依頼しましょう。
自社施工業者に工事を依頼する
屋根の塗装費用を安く抑えたい場合は、自社施工業者に工事を依頼しましょう。
自社施工業者とは、下請け業者を利用せずに自社職人が工事する業者のことです。
ハウスメーカーやリフォーム会社などは下請け業者を利用しており、仲介手数料が上乗せされるため費用が高くなります。
自社施工業者に依頼することで、仲介手数料がかからずハウスメーカーやリフォーム会社より費用を抑えられます。
自宅の状態にあった塗料を選ぶ
屋根塗装は、使用する塗料によって費用が大きく異なります。
グレードの低い塗料を使用すると塗装費用は安く抑えられるでしょう。
しかし安い塗料は耐用年数が短いため、こまめな塗り替えが必要となり長期的に見ると費用が高くなります。
一方で、耐久性が高い高価な塗料を使用したほうが、メンテナンスの頻度が少なくなりコストパフォーマンスに優れているケースが多いです。
メンテナンス費用を安く抑えたい方こそ、今後のことや立地環境などを考慮しながら、適切な塗料を選択することが大切です。
補助金や助成金を使う
屋根塗装を実施する地域やタイミングによっては、補助金や助成金を利用できる場合があります。
たとえば、省エネを目的としたリフォームに関する補助金制度があれば、屋根塗装で遮熱塗料や断熱塗料を使用することで一定の金額を受け取れる可能性があります。
ただし補助金や助成金は、事業によって条件が異なる点に注意が必要です。
自治体や国で現在利用できる補助金制度がないか確認し、条件や募集期間をチェックしてから申請しましょう。
閑散期に工事を依頼する
屋根塗装費用を安く抑えたい場合は、閑散期に工事を依頼するのもおすすめです。
塗装工事は、地域によって多少異なるものの一般的には夏や冬、梅雨の時期が閑散期となります。
依頼が少ない時期は業者によって割引サービスを実施していたり、値引き交渉に応じてもらえるケースが多いです。
ただし閑散期は塗料が乾くのに時間がかかるため、工期が延長する可能性があります。
工期が延長しても問題ない方は、閑散期に工事を依頼しましょう。
50坪住宅の屋根塗装は適正価格で実施しよう

延床面積50坪ほどの住宅における屋根塗装は、まとまった額の費用が必要です。
屋根の塗装費用を安く抑えたい場合は、業者選びや塗料選びが大切です。
タカハシ塗装は、足場の設置から塗装まですべて自社職人が施工するため、ハウスメーカーより低価格で高品質な施工ができます。
経験豊富な職人が、屋根の状況や予算にあった施工プランを提案します。
無料で現地調査と見積もりを行っているので、屋根塗装でお悩みの方はお気軽にお問い合わせください。





