「屋根の塗装費用の相場はいくら？」
「自宅の屋根塗装が相場よりも高いのはどうして？」

住宅の屋根は常に雨風や紫外線の影響を受けているため、定期的な塗装メンテナンスが必要です。

しかし、屋根塗装はまとまった額の費用が必要となるため、詳細な費用を把握しておきたい方も多いのではないでしょうか。

本記事では、塗料や作業ごとの平米単価の目安など、屋根塗装の費用相場を分かりやすく紹介します。

ほかにも、費用が高くなる要因や安く抑える方法についても紹介しますので、屋根塗装を検討中の方はぜひ参考にしてください。

 

屋根塗装の費用相場

屋根塗装の費用相場は、30坪ほどの住宅の場合60〜80万円ほどです。
屋根塗装費用の内訳と費用の比率は、以下のようになります。

・塗料代：20％
・工事代：30％
・足場代：20％
・業者の利益：30％

屋根の塗装代は「屋根の大きさ×塗料および作業単価」で計算されるため、屋根が大きいほど高額です。

ただし、使用する塗料や屋根の状態、作業環境などさまざまな要因により費用が異なります。

自宅の屋根塗装費用を把握したい場合は、塗装業者へ見積もりを依頼するのが適切です。

ここからは、以下の2つについて詳しく紹介していきます。

・塗料ごとの費用単価
・作業ごとの費用単価

それぞれ1つずつ確認していきましょう。

塗料ごとの費用単価

屋根塗装は、使用する塗料で料金が大きく異なります。

塗料ごとの費用単価の相場は、以下のとおりです。

・シリコン塗料：2,300～3,500円/平方メートル
・フッ素塗料：3,500～5,000円/平方メートル
・無機塗料：3,800～6,000円/平方メートル

屋根塗装で使用する塗料は、高額な塗料ほど耐用年数が長い傾向にあります。

屋根塗装で使用した場合における塗料ごとの耐用年数の目安は、以下のようになります。

・シリコン塗料：4〜9年
・フッ素塗料：6〜18年
・無機塗料：12〜18年

屋根塗装では予算と今後のメンテナンススケジュールを考慮したうえで、適切な塗料を選択することが重要です。

作業ごとの費用単価

屋根塗装の費用相場を把握するには、作業ごとの費用単価を知っておくのがおすすめです。

作業ごとの費用単価は、以下のとおりです。

・足場代：600～1,000円/平方メートル
・飛散防止ネット設置：150～250円/平方メートル
・高圧洗浄：200～350円/平方メートル
・コーキング補修：500～1,000円/メートル

上記費用は作業環境や屋根の状況によって相場よりも高額になる場合があります。

詳しく料金を把握したい場合は、見積もりの依頼が必須です。

屋根塗装で相場よりも高額になる要因

同じ坪数の住宅でも屋根の形状や勾配の大きさなどで、費用が大きく異なります。

塗装費用が変動する要因は、以下のとおりです。

・屋根の種類
・面積の大きさ
・屋根の造りが複雑
・勾配の大きさ
・劣化の進行具合

具体的にどのような屋根が高額となるのか、1つずつ確認していきましょう。

屋根の種類

屋根の種類によって、塗装費用やメンテナンスの頻度が異なります。

軽量で安価なスレート屋根は、普及率が高く扱いやすいことから、塗装費用も比較的安価です。

一方屋根材がガルバリウム鋼板の場合は、塗料の付着性が低く扱いにくいため、スレート屋根よりも費用が高額になる傾向があります。

ただし、ガルバリウム鋼板は長持ちする屋根材であるため、耐用年数の長い塗料を選択することで長期的にメンテナンス費用を抑えられる可能性があります。

面積の大きさ

屋根塗装の費用は、屋根の大きさに塗料単価や作業単価をかけて計算されるため、屋根の面積が大きいほど高額な費用が発生します。

屋根面積は家の図面やGoogleマップの航空写真などで確認が可能です。

なお、図面の場合は坪数で表記されていることがほとんどです。

坪数を平方メートルに変換するには「坪数×3.3」で計算することで、面積を把握できるようになります。

屋根の造りが複雑

同じ坪数の住宅でも屋根の形状が複雑な場合は、養生や塗装に時間がかかるため、費用が高額です。

複雑な形状の屋根の例として、1階部分と2階部分にそれぞれ屋根がある場合が挙げられます。

1階2階にそれぞれに屋根があると、足場を要する部分が増え塗装面積も大きくなります。

勾配の大きさ

屋根の勾配が大きい場合は、安全性の確保のために屋根足場を設置する必要があり、追加費用が発生するケースが多くなります。

ただし、雪どけや落雪を促すため急勾配な屋根の住宅が多い豪雪地帯では、屋根足場の設置がもとから標準費用に含まれている場合もあります。

そのような場合は、屋根の勾配が大きいからといって費用が高額になることはありません。

劣化が進行具合

劣化が進行している屋根は、下地補修に手間と時間がかかるため、相場よりも高額です。

劣化の進行具合によっては、塗装だけでは修復が難しく、葺き替えやカバー工法など別の方法でリフォームが必要となります。

葺き替えやカバー工法でリフォームを行う場合は、塗装よりも多くの費用が必要です。

屋根塗装を検討するタイミング

屋根塗装は、劣化が進行するにつれて費用が高額になる傾向にあります。

マイホームを所有している方は、屋根塗装を検討すべきタイミングを知っておくのが適切です。

塗料や屋根材には耐用年数が設けられていますが、立地環境や塗装品質などによって、耐用年数前に塗装が必要となる場合もあります。

屋根塗装を検討すべきタイミングは、劣化の症状が表れたときが適しています。

屋根塗装を検討すべき劣化症状は、以下のとおりです。

・色あせ
・カビやこけの発生
・塗膜の剥がれ
・チョーキング
・ひび割れ

劣化症状の確認は屋根に上るのが一番ですが、慣れない人が上るのは大変危険です。

屋根の状態が気になる場合は、業者に点検を依頼するようにしましょう。

屋根塗装の費用を相場より安く抑えるポイント

屋根塗装の費用は、依頼する業者や使用する塗料などによって安く抑えられる場合があります。

安く抑えるポイントは、以下のとおりです。

・塗装業者に依頼する
・耐久性に優れた塗料を使用する
・外壁塗装と同時に施工する

屋根塗装は、できるだけ費用を抑えて適切なタイミングで実施しましょう。

塗装業者に依頼する

屋根塗装の費用を安く抑えたい場合は、塗装業者へ依頼しましょう。

屋根塗装は、塗装業者のほかにもハウスメーカーやリフォーム会社へ依頼できます。

しかしハウスメーカーやリフォーム会社へ依頼した場合、塗装工事や足場の設置は下請け業者が行うため仲介手数料が発生します。

同じ工事内容でも、仲介手数料が発生する場合は費用が高額です。

屋根塗装で費用を安く抑えたい場合は、自社職人が在籍する業者への依頼が適しています。

タカハシ塗装でも足場の設置から塗装まですべて自社職人が施工するため、ハウスメーカーの最大半額程度での施工が可能です。

耐久性に優れた塗料を使用する

使用する塗料によって耐用年数と費用が大きく異なり、耐用年数が長いほど費用が高額になる傾向にあります。

1回の塗装費用を安くしたい場合は、安い塗料を使用することで塗装費用を抑えられます。

しかし、耐用年数が短い塗料を使用すると、こまめな塗装メンテナンスが必要です。

安価な塗料でこまめに塗装するよりも、耐用年数が長い高価な塗料を使用したほうが長い目で見て費用を抑えられます。

外壁塗装と同時に施工する

外壁塗装を近く行う予定がある場合は、屋根と外壁を同時に塗装するのがおすすめです。

同時に工事を行うことで、足場費用を1回分節約できるため、トータルでみて費用を抑えられます。

ただし、屋根塗装単体での施工よりもまとまった額の費用が必要です。

別々に塗装するよりは合計費用を抑えられるので、近々外壁塗装の予定がある場合は、同時に塗装しましょう。

屋根塗装の費用を確認したい場合は見積もりを依頼しよう

屋根塗装の費用相場は、30坪ほどの住宅の場合60〜80万円ほどが目安となります。

しかし、使用する塗料や塗装環境、屋根の形状などさまざまな要因で費用が相場と異なる場合もあります。

自宅の屋根塗装費用を確認したい場合は、塗装業者へ見積もりを依頼するのが適切です。

茨城県で屋根塗装を検討している方は、タカハシ塗装の無料お見積もりフォームよりお気軽にお問い合わせください。

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