45坪住宅の外壁塗装の価格相場はいくら？安く抑えるポイントを解説
- 外壁塗装
「45坪住宅における外壁塗装の適正価格はいくら？」
「できるだけ安く外壁塗装を実施する方法を知りたい」
外壁は住宅の耐久性向上や美観維持のため定期的な塗装メンテナンスが必要です。
しかし、外壁塗装にかかる費用や業者の選び方などがわからずに悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
外壁塗装の価格は住宅の大きさや使用する塗料など、さまざまな要因により大きく異なります。
本記事では、45坪住宅における外壁塗装の価格相場について解説します。
相場よりも高くなる要因や安く抑えるポイントについても紹介しますので、外壁塗装を検討中の方はぜひ参考にしてください。
45坪住宅における外壁塗装の価格
延床面積が45坪ほどの住宅における、外壁塗装価格は88〜145万円が相場です。
外壁塗装の価格は「外壁の面積×塗料単価＋付帯費用およびその他諸経費」で求められます。
塗装価格の相場を知るためには、以下の項目を把握しておく必要があります。
・外壁の面積
・塗料ごとの費用相場
・付帯費用およびその他諸経費
それぞれ詳しく紹介します。
外壁の面積
45坪住宅（延床面積約148平方メートル）の外壁の面積（塗装面積）は、170～250平方メートルほどです。
ただし、同じ坪数でも住宅の形状によって外壁の面積は大きく異なります。
たとえば、大きい窓があったり窓の数が多かったりする住宅は、窓が少ない住宅と比較すると塗装面積は小さくなります。
一方で家の形状が複雑な場合や広いベランダがある場合は、塗装面積が大きくなる傾向にあり、費用が高くなることが少なくありません。
同じ坪数でも住宅によって塗装面積が異なることで塗装費用に差が出ることがあります。
塗料ごとの費用相場
外壁塗装の価格は、使用する塗料によって大きく異なります。
外壁で使用する塗料は、価格が高いほど耐用年数が長く、安いほど耐用年数が短い傾向にあります。
外壁で使用される塗料の相場と耐用年数は、以下のとおりです。
・シリコン塗料：2,300～3,500円/平方メートル（耐用年数7〜15年）
・フッ素塗料：3,500～5,000円/平方メートル（耐用年数12〜20年）
・無機塗料：3,800～6,000円/平方メートル（耐用年数18〜20年）
予算や今後のメンテナンススケジュールにあわせて、適切な塗料を選択するようにしましょう。
付帯費用およびその他諸経費
外壁塗装工事では、塗料以外にもさまざまな費用が発生します。
作業ごとの価格相場は、以下のとおりです。
・足場代：600～1,000円/平方メートル
・コーキング補修：500～1,000円/メートル
・飛散防止ネット設置：150～250円/平方メートル
・高圧洗浄：200～350円/平方メートル
・養生：200～500円/平方メートル
このほか、現場管理費や廃材処理費などが諸費用として発生することがあります。
45坪住宅の外壁塗装で価格が相場よりも高くなる要因
外壁塗装の価格は、住宅の大きさや現場の環境などにより相場よりも高くなる場合があります。
価格が相場よりも高くなる要因は、以下の3つです。
・外壁の劣化が進行している
・塗装する部分が多い
・下請け業者に塗装を依頼している
それぞれ詳しく解説します。
外壁の劣化が進行している
劣化が進行している外壁は、下地補修に時間と手間がかかるため通常よりも費用が高額です。
劣化の進行具合によっては、塗装だけでは補修できずに張り替えが必要となる場合もあります。
張り替えは塗装よりも費用が高額なため、劣化が進行する前に塗装を実施するのが適切です。
塗装する部分が多い
外壁塗装は塗装する部分が多いほど高額です。
同じ坪数でも窓の数や形状によって費用が異なります。
窓が少ない住宅や複雑な形状の住宅などは塗装部分が多くなる傾向にあり、通常よりも費用が高くなります。
下請け業者に塗装を依頼している
同じ工事内容でも、元請け業者が塗装する場合と下請け業者が塗装する場合では費用が異なります。
下請け業者が塗装すると、中間マージンが発生してしまうためです。
ハウスメーカーや工務店が下請け業者に依頼している傾向があるため、業者の選定に注意が必要です。
45坪住宅の外壁塗装で価格を安く抑えるポイント
外壁塗装は、依頼する業者や工事する時期によって費用を安く抑えられます。
費用を安く抑えるポイントは、以下のとおりです。
・閑散期に依頼する
・助成金や補助金を活用する
・自社施工業者に依頼する
・屋根塗装を同時に行う
それぞれ詳しく紹介します。
閑散期に依頼する
外壁塗装の費用を抑えたい場合は、夏や冬などの閑散期に依頼しましょう。
例年、夏と冬は気候の影響を受けやすいため、春や秋と比べて依頼が減少する傾向にあります。
依頼数が繁忙期よりも多くなく、価格交渉がしやすいのでおすすめです。
業者によっては割引価格を設定していることもあります。
しかし夏と冬は気候の影響により、工期が長引く可能性がある点がデメリットです。
閑散期に依頼する場合は、余裕をもってスケジュールを組むようにしましょう。
助成金や補助金を活用する
工事内容や住んでいる地域によっては、補助金や助成金を申請できる場合があります。
補助金や助成金は、申請条件や方法が詳細に定められているケースがほとんどです。
外壁塗装を検討中の方は、活用できる補助金や助成金がないか自治体のホームぺージで事前に確認しましょう。
自社施工業者に依頼する
外壁塗装を依頼する際は、見積もりから施工までを一貫して実施している自社施工業者に依頼しましょう。
外壁塗装は同じ工事内容でも関わる業者が多いほど費用が高額になります。
塗装工事や足場の設置などすべて異なる会社が担当した場合は、それぞれに中間マージンが発生してしまうためです。
一方、自社施工業者は下請け業者に施工を依頼しないため、中間マージンが発生しません。
費用を安く抑えたい場合は、自社職人が施工する業者に依頼することをおすすめします。
なお、タカハシ塗装も完全自社施工で足場の設置や塗装工事をすべて自社で対応しています。
屋根塗装を同時に行う
屋根塗装も必要な場合は、外壁塗装と同時に依頼しましょう。
外壁塗装と屋根塗装は、どちらも足場の設置が必要な工事です。
45坪住宅における足場費用は、1回につき18～27万円ほどかかります。
別々に工事を実施すると足場費用が2回分発生しますが、同時に実施すると1回分の節約が可能です。
近々屋根塗装のメンテナンス周期が訪れる場合は、外壁塗装と同時に実施しましょう。
45坪住宅の外壁塗装で価格が適切な業者を見極めるポイント
納得のいく外壁塗装をするには、信頼できる業者に依頼することが大切です。
ただし、塗装業者のなかには、悪徳業者も存在します。
悪徳業者への依頼は施工不良や高額請求など思わぬトラブルにつながるため、選ばないようにしましょう。
信頼できる業者を見極めるポイントとして、以下の2点があります。
・見積書
・業者の対応
以下で詳しく解説しますので、業者を選ぶ際の参考にしてみてください。
見積書
外壁塗装の見積書は定められた書式や基準がないため、業者によって書き方が異なります。
信頼できる業者の場合、塗装面積や数量など初めて依頼する人が見てもわかるよう記載されています。
一方で、詳細な数量が記載されず「一式」という表現が多い場合や、塗料の名前やメーカーが記されていない見積書は内訳が不明瞭です。
見積書に項目や数量が詳細に記載されていない場合は、悪徳業者の可能性があります。
内訳が不明瞭な場合は、どのような作業でいくら発生するのか納得がいくまで聞いてみましょう。
また、相場を把握するためにも2～3社から見積もりをとり、価格や見積書の内容を比較するのがおすすめです。
業者の対応
信頼できる業者かどうかを把握する際は、業者の対応も確認しましょう。
信頼できる業者は、丁寧に点検を実施することはもちろん、専門知識も豊富なため適切な提案をしてくれます。
一方で、大幅な値引きを行ったり契約をせかしたりする業者は信頼性に欠けるため注意が必要です。
「今だけ半額で塗装工事ができる」「足場費用無料」などと言い、契約をせかしてくる業者もいます。
適切な手順を踏んで塗装を実施した場合、足場無料や半額での塗装工事はほぼ不可能です。
ただ安くするだけではなく、予算や悩みごとにもしっかりと寄り添ってくれる業者に依頼することをおすすめします。
45坪住宅の外壁塗装は信頼できる業者に依頼しよう
45坪住宅における外壁塗装の価格は、88〜145万円が相場です。
同じ坪数でも、塗装面積や使用する塗料などによって価格が異なります。
「塗装価格は安い方がいい」と価格だけを追求してしまうと、手抜き工事につながるおそれがあるので注意しましょう。
外壁塗装を依頼する場合は、適正価格を把握することが重要です。
タカハシ塗装では外壁塗装に関する相談を受け付けております。無料点検や見積もりもしていますので、納得のいく外壁塗装をしたい方はお気軽にお問い合わせください。